リスニング Q & A
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Q&A 05

Q 学習用教材で勉強してある程度のレベルに達したら、生のニュース番組を学習素材として利用していきたいと考えています。その際、どのようなニュース番組を選んだらいいのでしょうか。

A 現在は、地上波放送、衛星放送ともさまざまな英語のニュース番組が放送されていて、素材には事欠きません。
ラジオの英語のみの放送よりも、日本語の裏音声が付いたテレビの2ヶ国語放送がおすすめです。
ニュースの内容を理解したり、単語を辞書で調べたりする際、日本語の音声があると助かります。
また、ニュースの内容そのものが難しい場合は、あらかじめ日本語訳を聞いてから英語を聞くといいでしょう。

慣れていないうちは、海外のニュース番組に日本語訳を付けた2ヶ国語放送ではなく、日本のニュース番組に英語訳を付けた2ヶ国語放送がおすすめです。
日本のニュース番組は、海外のニュース番組に比べ、日本の国内ニュースを扱っている割合が多いので、内容が理解しやすく、比較的簡単な単語や構文が使われています。
ただし、辞書を引かずに平均して7割程度理解できるようになった時点で、海外のニュース番組に切り替えてください。

ひとまとまりが長いもののほうが興味を持って聞くことができることがあります。その点ニュースは、一つ一つのまとまりが短くて、ぶつ切りになっています。
そこで、すでにある程度のリスニング力がある人は、ニュースそのものより、ニュース解説を聞いてみるのもいいでしょう。
あるテーマについて深く突っ込んだ話をするので、興味を持って聞くことができます。そういう意味では、討論番組やインタビューもおすすめです。

ニュースを流しっぱなしにして、「聞いたつもり」「理解したつもり」になっている人が大勢います。
どこが理解できなかったのかを明確にしないまま流しっぱなしにしていたのでは、聞き取りのための勉強としては、ほとんど効果がありません。
理解できなかった箇所は、そのつど音声を止めて、理解できるまで繰り返し聞いてください。
30分のニュース番組を流しっぱなしにするのであれば、2分のニュースを繰り返し30分聞いたほうが、よほど効果が上がります。

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